入れ歯Q&A

歯茎がやせて入れ歯が合わなくなってきました。補修はできるか?

加齢とともにお口の中には様々な変化が起こる事がわかっています。お口の中の変化とい
うのは機能の面での変化もあるのですが、もちろん機能以外の変化も数多くあり、特に気
をつけたいのが形の変化です。入れ歯は非常に精密に作られており、入れ歯とお口の形が
合わなくなってきてしまうのは避けられないものです。このような問題に対してしっかり
と補修できるのかどうか患者さんにとって不安なことかもしれません。入れ歯の補修につ
いてみなさんに詳しくご紹介いたします。

入れ歯の中でも特に重要なのが歯茎やお口の粘膜と触れる部分の精密さです。入れ歯と歯
茎がピッタリと触れ合っていると非常に良い吸着力が保たれるだけでなく、入れ歯が歯茎
を適切に刺激してくれるので、骨の現象などのトラブルが抑制される事が知られています
。しかし、骨の減少や歯茎の減少というのはどうしてもなかなか防ぐ事ができるものでは
なく、加齢に伴い骨は減少してしまいます。このようなトラブルが起こった場合にはまず
歯医者で補修してもらう事で入れ歯の不適合が解消するのですが、このような隙間が大き
くなりすぎてしまうと補修程度ではどうにもならず、入れ歯を作り直す必要が出てきてし
まいます。

入れ歯安定剤を利用して入れ歯をくっつけるという手もあるのですが、入れ歯安定剤を利
用しているとどうしても骨や歯茎が減少するスピードが早くなってしまい、あくまでも一
時しのぎのような効果しか得られません。入れ歯の調整を定期的に受けると入れ歯の不適
合を解消しながら長く入れ歯を使い続ける事ができます。定期的に歯医者で調整を受ける
ように心がけましょう。


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